- 製品の品質を劣化させない。
- 製品の品質保証を劣化させない。
- リスクを増やさない。
ということである。
たとえば、昔はお米をお釜で炊いていた。手作業で「はじめちょろちょろなかぱっぱっ 赤子泣いても蓋とるな」といった具合に、口伝でおいしいお米の炊き方を継承してきた。
現代では、お釜はマイコン炊飯ジャーにとって変わった。”マイコン”とはマイクロコンピュータの略である。すなわちお釜というハードウェアにICチップが搭載されており、ファームウェアと呼ばれる小さなプログラムによって制御(コントロール)されている。
マイコン炊飯ジャー(自動化システム)において重要なことは、
- お釜でお米を炊いていた時と同じおいしさ、食感、甘さ、艶加減で炊き上げる。(品質を劣化させない)
- 炊飯する度に品質が異ならない。(品質保証を劣化させない)
- 食中毒を起こさない。(リスクを増やさない)
ということである。
つまりバリデーションの目的は、手作業で出来ていたことと同じ事が、コンピュータ化されたシステムでも出来なければならないということである。
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